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うつ病で障害厚生年金２級を受給できたケース

相談者：女性（40代）、無職

傷病名：うつ病

決定した年金種類と等級：障害厚生年金2級

年金額：約180万円　（加算あり）

相談時の相談者様の状況

最初はメールでのご相談でした。

当初、ご自分で手続きをしようと進めていらっしゃいましたが、初診時の病院では、初診が20年前と古く、カルテが残っていないため、証明書の記載を断られたとのことでした。

数年間のブランクの後に通院した2番目の病院で初診証明書をお願いできないかと年金事務所に相談したところ、未納期間が多く要件を満たさないと言われたとのことでした。

そこで、ご自分での申請を諦めて、当事務所でのご相談となりました。

相談から請求までのサポート

年金記録を確認したところ、未納期間が多いため、最初の病院を初診病院に持って行くしか受給できる方法はありませんでした。

再度、初診時の病院に確認してみましたが、カルテは残っていませんとの事で、受け付けてもらえませんでした。

ご相談者様には、参考資料となるような当時の記録が残っているものはないか、何度も探してもらいましたが、初診日を証明するものは何も見つかりませんでした。健保組合にも受診記録が残っていないか確認しましたが、何も残っていませんでした。

発病前は、会社員として勤務され、管理職としてバリバリと働いていらっしゃいましたので、当時のことをご存知の同僚の方2名に第三者証明書をお願いし、病院を受診された頃の状況を証明して頂きました。

会社には、体調悪化のため降格したことがわかる人事異動の記録を出して頂きました。病院には、もう一度、通院した記録だけでも残っていないかどうか確認して欲しいとお願いしましたが、取り次いでもらえませんでした。

このままでは、初診日が認められない可能性が高いので、暫く待って、再度病院にお願いに伺ったところ、当時の「初診患者名簿」を出して頂き、初診日の証明と、当時のご相談者様のことを覚えているという第三者証明書を併せて御記載頂き、ようやく申請できる準備が整いました。

ご相談者様にも、20年間の経緯を思い出して頂くのに時間が掛かりましたが、少しずつヒアリングし、申立書とご相談者様の日常生活状況等の参考資料を作成することができました。

医師には、実態に即した診断書を作成していただき、請求することが出来ました。

結果

申請から２ヶ月ほどで、障害厚生年金2級の受給が認められ、年間約180万円を受給しました。

ご相談者様も最初は無理なのではないかと諦めていらっしゃったので、受給が決まりとても喜んでいらっしゃいました。

諦めずにやっていくと今回のように道が開けることがあるかもしれません。困った時は、まずは専門家にご相談ください。

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