統合失調症で障害基礎年金1級に認定された事例

相談者:女性(40代)、無職

傷病名:統合失調症

決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級

年金額:約97万円

 

相談時の相談者様の状況

最初はご相談者様のお母様からお電話で連絡がありました。

3年前にお母様が障害年金の請求をされたそうですが、不支給となってしまったそうです。
以前の病院には8年間程通院していたそうですが、症状が悪化していることを伝えても薬が変わることもなく、幻聴・幻覚の症状はどんどん悪化していったとのことです。

そこで、病院を変え通院していたところ、医師から年金の申請を勧められて、当事務所へ御連絡下さったとのことです。
幻聴・幻覚の症状は相変わらず続き、片時もお母様と離れることができず、全てお母様が介助をして生活されていらっしゃるとのことでした。

 

相談から請求までのサポート

不支給となった資料を何も保管されていませんでしたので、過去の申請資料を取り寄せるところから始めました。
確認したところ、実際の症状よりもかなり軽く診断書が書かれており、病歴状況申立書にもお母様も書き方が良く分らなかったためか、日常生活の状況がほとんど書かれていませんでした。

まず、初診日から現在までの日常生活状況をしっかりヒアリングし、主治医の先生には、現在の日常生活状況が分かる参考資料お渡し、実態に即した診断書を作成していただくことができました。

申請の際は「診断書」、ご相談者様の日常生活状況を適正に盛り込んで作成した「病歴・就労状況等申立書」を提出しました。

 

結果

無事、障害基礎年金1級の受給が認められました。
お母様からは、「また不支給になるのではないかと心配したが、無事に認められてとても嬉しい」と喜んで頂けました。

医師に診断書を依頼する際は、現在の状況を分って頂くためにも適正な情報をまとめて資料として渡すことが大切です。

また、障害年金の認定は書面審査ですので、「病歴・就労状況等申立書」に、日常生活状況をしっかりと盛り込んでいくことも大切になってきます。

適正な書類を作成するためにも、専門家である社会保険労務士にご相談ください。

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