網膜色素変性症で障害基礎年金2級に認められたケース

相談者:女性(40代)、主婦
傷病名:網膜色素変性症

決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
年金額:約122万円(子の加算あり)

相談時の相談者様の状況

御主人様より、奥様の件で、越谷市で開催する無料相談会に参加したいと御連絡いただきました。

初診日は18年前、夜になると見えにくくなることがあると友人に相談したところ、眼科に行くようにと勧められ、受診したところ「網膜色素変性症」と診断されました。

夜は見えにくくなるものの、子育てで忙しく、日常生活上問題がなかったことから、最初は数ヶ月に一度通院していましたが、その後は10年程受診することはなかったそうです。

ここ数年、定期的に通院していらっしゃいますが、ゴミが落ちていても気付かなくなり、買物にも一人で行くことが出来なくなったとのことでした。障害者手帳は、2年前に病院の勧めで取得されましたが、障害年金の受給対象になるということは、知らなかったそうです。

たまたま新聞で障害年金の事を知った御主人様が申請しようと思いましたが、初診日が古く証明できなかったことから、ご自身での申請を諦め当事務所にご依頼頂きました。

相談から請求までのサポート

初診日が18年前でしたので、初診病院のカルテは廃棄されていました。次の病院も10年以上受診していなかったので、カルテが残っていませんでした。

このままでは、初診日を証明できるものが何もありませんでしたが、初診当時の特定疾患の調査票が見つかり、何とか初診日の証明をする事ができました。

現在の主治医の先生に診断書を依頼し、無事に申請することができました。

結果

障害基礎年金2級の受給が認められました

「網膜色素変性症」は、進行が遅いので、障害年金の申請を考えたときには、初診日から何年も経過しており、初診日が証明できないことが多いです。

カルテがない場合でも、医療機関が発行した診断書が保管されており、そこに初診年月日が記載されていれば、初診日の証明として認められます。初診の病院でカルテが残っていない場合でも、諦めずに専門家にご相談ください。何か他の方法が見つかるかもしれません。

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