発達障害、重症うつ病エピソードで障害厚生年金2級に認定されたケース

相談者:男性(20代)、無職

傷病名:発達障害、重症うつ病エピソード

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

年金額:約120万円

相談時の相談者様の状況

ご依頼者様から電話で相談を受けました。

社会人1年目になった時の研修中、眠気に耐えられず、研修内容が覚えられずミスばかりで退職を促され、配属先でもミスばかりで周囲に迷惑を掛けてしまうことに嫌気がさし、会社に出社できずに休職し、そのまま退職されました。

退職後は無気力のまま、10時間以上も寝てしまう日々が続いたそうです。

その後、転職しましたが、周囲とのコミュニケーションが取れずにクレームばかりで1ヶ月で退職、再び転職しましたが、重大なクレームを起こし、2ヶ月で退職となりました。

その後も何とか就労しようと思いましたが、コミュニケーションに対する恐怖心が強く、アルバイトの面接を受けても不採用になってしまう状況が続いていました。

現在まで、不眠症状、意欲低下、集中力低下、無気力の状態が続き、自宅で静養されていらっしゃいます。

相談から請求までのサポート

発達障害と診断されていらっしゃいましたので、出生から現在までの日常生活状況をヒアリングしていきました。

状況を伺っていくと、幼少期から、注意力散漫で危険な行動を取りケガをしたり、授業中も席を立ったりすることが多かったようでした。

周囲とのコミュニケーションも上手く取れず、学校生活ではかなり苦労したようでした。

中学生の時、不登校を期に一度、心療内科を受診した記憶があるとの事でしたが、「様子を見ましょう」との事で、受診は一度きりだったそうです。

その後、10年以上精神科を受診する事なく日常生活を送っておりましたので、社会的治癒があったものとして、社会人になってから受診したところを初診日として請求する事としました。

結果

無事、社会的治癒が認められ、障害厚生年金2級の受給が認められました。

暫く自宅で静養して、体調を整えてから、障害者枠での就労を考えたいとおしゃっていました。

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