気分変調症と交通事故による腓骨神経麻痺等で障害基礎年金1級が認められたケース。

相談者:男性(30代) 無職

傷病名 : 気分変調症と腓骨神経麻痺等

決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級

年金額:約140万円(配偶者と子の加算有り)

相談時の相談者様の状況

ご依頼者様から、一度お電話で相談を受けました。

業務中に交通事故に遭い、負傷されたとの事、当時は、労災の認定が決定していないので認定され次第、障害年金の請求をお願いしたいとの事でした。

労災認定された半年後に再度ご連絡頂き、障害年金の請求手続きを進めることになりました。

元々、気分変調症で精神科に通院されていらっしゃいましたが、事故後に精神状態も悪化し、不安感や緊張感は薬を服用しても全く改善しないとの事でした。

加えて身体状態も安定せずリハビリ中心の生活を送っていらっしゃいます。

通院以外は外出する事もなく、日常生活全般において、家族のサポートを受けて生活していらっしゃいます。

相談から請求までのサポート

請求に関しては、精神も肢体も障害等級に該当していると判断しましたので、「精神の障害」と「肢体の障害」のそれぞれで請求する事としました。

ヒアリングをさせて頂きましたが、事故当時の状況、事故後から現在までの状況を覚えていらっしゃらないとの事でしたので、自賠責の診断書、事故証明書、労災の資料に加え、精神科にはカルテ開示をし、それらの資料を参考に、病歴・就労状況等申立書を作成しました。

さらに、日常生活動作、日常生活で不便に感じていること等は、ご依頼者様から細かくヒアリングし、診断書を依頼する際の資料を作成しました。

診断書は、それぞれの病院に作成を依頼いたしましたが、出来上がった診断書を確認したところ、記載漏れ等が見つかりましたので、何度か加筆・訂正をお願いし、正しく記載して頂きました。

請求の際は、診断書と一緒に病歴・就労状況等申立書を出来る限り詳しく記載し、提出しました。

結果

無事に、精神で障害基礎年金2級、肢体で障害基礎年金2級が認められ、併合認定の結果、障害基礎年金1級となりました。

受給決定までに5ヶ月近く掛かってしまい、かなりご不安な思いをさせてしまいましたが、無事に認められて本当に良かったです。

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