関節リウマチで障害厚生年金2級に認定されたケース

相談者:女性(40代)、会社員

傷病名:関節リウマチ

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
年金額:約100万円

相談時の相談者様の状況

最初は、メールでご相談いただきました。発病時は膝だけの痛みでしたが、次第に全身も痛くなったため、受診したところ、「関節リウマチ」と診断されました。

薬を飲みながら、暫くは仕事を続けていらっしゃいましたが、10分も立っていることができなくなったため、仕事は退職、日常生活全般をお母様の介助を受けて生活するようになりました。

現在は、障害者雇用で事務のパートとして勤務していらっしゃいますが、会社の手厚い配慮のお陰で何とか勤務ができているという事です。障害年金という制度がある事はご存知でしたが、手続きが大変なので申請を諦めていたそうです。

病気は徐々に進行しており、今後いつまで仕事を続けられるか分からないため、将来の生活のためにも、請求手続き全てをお任せしたいとの事でした。

相談から請求までのサポート

相談会には、ご依頼者様とお母様がお越しくださいました。まず、初診日を特定するところから始めましたが、初診日が約20年前という事で経緯を思いだして頂くのに時間が掛かりました。

カルテの保存年限の5年を過ぎており、初診日証明が取得できるかどうかが心配でしたので、直ぐに初診の病院に確認しましたが、カルテは既に廃棄されていました。

そこで、現在掛かっている病院の、最初に掛かった病院名、年月日を自己申告していないか確認してもらったところ、それらがカルテに記載されていることが分かりましたので、その記載を基に、その病院の受診前の治療歴を診断書に記載してもらいました。

出来上がった診断書に記載漏れがあったため、何度も追記をお願いし、ようやく申請することができました。

結果

無事、障害厚生年金2級の受給が認められました。医療費の負担も大きかったので、2級に決まって良かったと喜んで下さいました。

初診日に関する取扱いでは、「請求者の申立てに基づき医療機関が過去に作成した資料の取扱いについて請求の5年以上前に医療機関が作成した資料(診療録等)に請求者申立ての初診日が記載されている場合には、初診日と認めることができることとする」とされています。

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