脳出血と高次脳機能障害で障害基礎年金1級を受給し、3年遡及が認められたケース

相談者:女性(40代) 無職

傷病名:脳出血 高次脳機能障害

決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級

年金額:約150万(子の加算あり) 

遡及額:約550万

相談時の相談者様の状況

お電話でご主人様から相談を受けました。

奥様が5年前に脳出血で倒れられ、一命は取り留めたものの、左上下麻痺と高次脳機能障害が残ってしまったとのことでした。

障害年金を申請できると聞いたが、どのように進めればよいのか全く分からないので、手続きをお願いしたいと当事務所にご依頼いただきました。

相談から請求までのサポート

面談は、ご主人様とおこないました。事前に、奥様の発病から現在の病状をメモした資料をPCから送って頂き、面談当日はその資料に基づきヒアリングしました。

左上下麻痺に加え、高次脳機能障害もあり、日常生活はかなり不自由な状況であることが分かりましたので、診断書は、肢体の障害用と精神の障害用の2種類で申請することにしました。

日常生活動作、日常生活で不便に感じていること等を細かくヒアリングし、資料を作成したうえで主治医の先生に診断書の作成をお願いしました。

出来上がった診断書を確認したところ、数ヶ所の記載漏れ等が見つかりましたので、何度か加筆・訂正をお願いし、正しく記載して頂きました。

申請の際は、診断書と一緒に病歴・就労状況等申立書を出来る限り詳しく記載し、提出しました。

結果

無事に、障害基礎年金1級の受給が認められました。

脳血管障害等により肢体の症状に加えて、高次脳機能障害が出現している場合は、併合認定により上位等級になる可能性が高いです。

提出する診断書が複数になる場合は、評価方法や項目に書き漏れがないか、整合性は取れているかを確認することも重要となってきます。申請をスムーズに進めるためにも、経験豊富な専門家にご相談ください。

banner03

脳疾患の最新記事

脳血管障害(脳出血・脳梗塞等)の最新記事

障害年金の受給事例の最新記事

高次脳機能障害の最新記事