両側聴力障害で、障害基礎年金2級に認定されたケース

相談者:男性(40代)、無職

傷病名:難聴

決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

年金額:約79万円

相談時の相談者様の状況

ご依頼者様のお母様より、お電話でご相談を受けました。息子様が、精神疾患を患っているので、障害年金を受給できないかどうかとの事でしたが、日常生活状況を伺っていると、家庭内の生活はある程度自立しており、障害等級に該当する症状ではありませんでした。

お母様とお話を進めていく中で、幼少期から耳が悪く、障害者手帳を取得していることが分かりました。障害者手帳は3級でしたが、障害年金は2級に該当します。

手帳が3級でしたので、聴覚で障害年金が請求できるとはお母様は思いもよらなかったようで、とても驚いていらっしゃいました。

相談から請求までのサポート

暫く、病院を受診されていらっしゃらないようでしたので、まずは、耳鼻科で聴力の検査を数回受けて頂き、診断書を作成して頂くことにしました。

お母様とは、診断書を依頼している間に、病歴・就労状況等申立書作成のためのヒアリングを行いましたが、かなり昔の事ですので、経緯を思い出して頂くのに苦労いたしました。

出来上がった診断書を確認いたしますと、聴力レベルは左右共に手帳取得時とほぼ変わらず、障害認定基準の2級のレベルでしたので、申請いたしました。

結果

無事、障害基礎年金2級の受給が認められました。

次回の更新は2年後でしたが、聴力障害の場合、症状が明らかに悪化した場合は、2年の更新を待たずに、もう一度診断書を提出することで、上位等級へ改定されることがあるため、定期的に病院を受診される事をお勧めいたしました。

今回のケースのように障害者手帳の級と障害年金の級は連動していません。障害者手帳の級だけで年金の申請は無理だと諦めずに、まずは専門家にご相談ください。

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