発達障害で、障害基礎年金1級に認定されたケース

相談者:女性(20代)、無職

傷病名:自閉スペクトラム症

決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級

年金額:約97万円

相談時の相談者様の状況

お母様から、20歳になるお嬢様の障害年金の申請のサポートをお願いしたいとご依頼がありました。1歳半で言葉の遅れを指摘され、4歳で自閉スペクトラム症と診断されました。

日常生活では、直ぐにパニックを起こし、暴力的となり危険な状況になってしまうため、両親のどちらかが常時付き添っていなければいけない状況が続いています。

お母様がご自身で申請を進めていらっしゃいましたが、初診日の特定が難しかった事、病歴・就労状況等申立書の書き方が難しかった事から、専門家に全てお任せしたいとご依頼を受けました。

相談から請求までのサポート

越谷コミュニティセンターで開催していた無料相談会にご両親様がお越しくださいました。面談中は、お兄様が見守ってくださっているとの事でした。

当日の面談をスムーズに行うために、出生から現在までの日常生活状況をメモして頂きました。かなり病状が重く、日常生活は、ご両親のどちらかが常時付き添っている事で何とか成り立っている状況でした。

主治医の先生に診断書を依頼する際は、日常生活状況をまとめたものを資料として作成し依頼し、実態に即した診断書を作成していただく事ができました。申請の際は、診断書と共に、日常生活状況等をまとめたものを別添資料として提出しました。

結果

無事、障害基礎年金1級の受給が認められました。

まさか1級に認められるとは思っていなかったとご両親様に喜んで頂くことができました。

障害年金は、「書面による診査」のみです。診断書だけでは表せない辛い状況を、病歴・就労状況等申立書に適正に盛り込んでいくことが大切です。

発病から現在までの経緯をポイントを押さえて記載するためにも、経験豊富な専門家にご相談ください。

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