うつ病で、障害厚生年金2級に認定されたケース

相談者:男性(40代)、無職

傷病名:うつ病

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

年金額:約140万円

 

相談時の相談者様の状況

ご相談者様から、お電話でお問い合わせがありました。
6年前、会社が倒産したため単身で上京されました。何とか頑張って働いていましたが、
職場環境に慣れることが出来ず、ストレスが溜まり、不眠、食欲不振が続き
1ヶ月に8キロも体重が減少してしまうほどでした。

3年過ぎた頃から、体調不良のため、朝、起き上がれない状態となり、欠勤が続くようになりました。
会社からも、きちんと病院に行き、診断書を提出するようにと指示があったため
初めて精神科を受診したところ、「うつ病」と診断されました。

直ぐに休職し、療養生活に入られました。御実家のお母様が認知症を患っておられ、
お父様は精神疾患に対して全く理解を示さないので、戻ることも出来ず、
一人で療養生活を送るしか方法はありませんでした。

その後何年か休職と復職を繰り返していらっしゃいましたが、
これ以上勤務を続けるのは無理と判断され、退職されました。

日常生活は、経済的にも苦しく、誰も援助してくれる人がいないのでとても大変で、
食べる物が何もなくても寝ているしかない状況でした。

相談から請求までのサポート

面談は、ご自宅の近くまでお伺いして行ないました。
当日の面談をスムーズに行うために、今までの経緯を事前に書いてきて頂きました
面談時には、日常生活の不自由さを中心にヒアリングし、
主治医の先生に診断書を依頼する際は、日常生活状況をまとめたものを資料として作成し依頼し、
実態に即した診断書を作成していただく事ができました。
申請の際は、診断書と共に、日常生活状況等をまとめたものを別添資料として提出しました。

結果

無事、障害厚生年金2級の受給が認められました。
今後は、経済的な理由から頼む事ができなかった福祉サービスを利用することができる
と仰っていらっしゃいました。
一人暮らしであっても、一人暮らしをせざるを得ない理由、誰からも援助を受けられない理由を
ヒアリングして、しっかりと病歴・就労状況等申立書に記載していくことが重要となります。

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