Ⅰ型糖尿病で障害厚生年金3級に認められたケース

相談者:男性(50代)、会社員

傷病名:Ⅰ型糖尿病

決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級

年金額:約70万円 

相談時の相談者様の状況

ご依頼者様から、メールでご相談がありました。

8年前に急に身体が怠くなり、病院を受診したところ、糖尿病性ケトアシドーシス、Ⅰ型糖尿病と診断され、緊急入院となったそうです。

退院後、インスリン療法を続けましたが、病状は改善せず、何度か入院する事もありました。
体調が良くならない事から、仕事は退職し、暫く自宅で静養されていらっしゃいました。

現在は、ようやく体調のコントールが上手くできるようになり、再就職もされていらっしゃいます。
Ⅰ型糖尿病を患っていることは会社にも伝えているので、会社の配慮もあり、低血糖や高血糖になった時には、休憩を取っているようです。

ご自身の病気が、障害年金に該当する事はご存知無かったようでしたが、主治医の先生に勧められ、請求を考えたようでした。

インターネットで調べたところ、請求手続きが複雑なので、全てお任せしたいということで、当センターへのご相談となりました。

相談から請求までのサポート

Ⅰ型糖尿病で障害年金を受給するためには、糖尿病の認定基準を満たしている事が要件となって参ります。

基本的に、糖尿病については「必要なインスリン治療を行ってもなお血糖のコントロールが困難なもので、次のいずれかに該当するものを3級と認定する。」としています。

ア  内因性のインスリン分泌が枯渇している状態で、空腹時又は随時の血清Cペプチド値が
     0.3ng/mL 未満を示すもので、かつ、一般状態区分表のウ又はイに該当するもの

イ  意識障害により自己回復ができない重症低血糖の所見が平均して月1 回以上ある
    もので、かつ、一般状態区分表のウ又はイに該当するもの

ウ  インスリン治療中に糖尿病ケトアシドーシス又は高血糖高浸透圧症候群による
     入院が年1 回以上あるもので、かつ、一般状態区分表のウ又はイに該当するもの

状況を確認したころ、アに該当しているという事で進めることにいたしました。

結果

無事、障害厚生年金3級の受給が認められました。

初診から8年以上経過しており、転院もされていらっしゃったので、受診状況等証明書(初診日証明書)が取得できない可能性があったのですが、倉庫で探して頂き何とか初診日を証明する事ができ、本当に良かったです。

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