脳性麻痺で、障害基礎年金2級に認定されたケース

相談者:女性(50代)、会社員

傷病名:腰椎椎間板ヘルニア

決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
年金額:約58万円

相談時の相談者様の状況

お電話でご依頼者様より相談を受けました。

幼少時より、脳性麻痺に伴う身体の過度の緊張、随意運動、構音の不良があり、脊柱の変形に伴い更に増悪している状況でした。

身体障害の特性が、周囲に理解されにくい、複雑な障害であり、決して軽い状態ではないということを主治医の先生からは言われていたようです。

障害者枠で雇用されているものの、30歳前後から身体的苦痛や体調悪化が常態化し、就労の継続、将来の生活への不安のため、障害年金の申請を考えたいとのことでした。

相談から請求までのサポート

面談には、ご依頼者様とお母様のお二人でいらっしゃいました。

話すこと、書くことにもかなり制限があり、脳性麻痺のように先天性の場合は、出生時から経過を記載する必要がありますので、ヒアリング時からお母様にかなりご協力頂き、病歴・就労状況等申立書を作成いたしました。

ヒアリングの結果、「肢体の診断書」だけでは2級に認定されない可能性がありましたので、構音障害もあることから「音声又は言語機能の診断書」も医師に作成して頂き2枚の診断書を提出いたしました。

併せて、職場でもかなり配慮を受けて就労されていらっしゃいましたので、職場の上司の方の意見書、複雑な障害であることから症状を御理解頂くための参考文献も添付いたしました。

結果

無事、障害基礎年金2級の受給が認められました。

通院等でお金が掛かる状況で、自身の給与だけでは生活が大変でしたので、これで安心しました、と喜んでくださいました。

障害年金は非常に複雑ですので、それぞれの症状に見合った診断書を作成し提出しなければ、認定されない可能性があります。まずは、経験豊富な専門家にご相談ください。

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