慢性腎不全で障害厚生年金2級に認定されたケース

相談者:男性(50代)、会社員jinkou_touseki_ketsueki

傷病名:慢性腎不全

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

支給月から更新月までの総支給額:約820万円

 

 

相談時の相談者様の状況

最初、奥様からお電話でご相談がありました。

人工透析を開始したものの、体調が悪く、仕事も休みがちとの事でした。現在は週に3回、1日4時間の透析治療を受けていらっしゃいます。

初診日は20年前、会社の健康診断で、糖尿病を指摘され、その後、病院を受診されたとのことでした。面談にはご本人様と奥様のお二人でいらっしゃいました。

 

 

相談から請求までのサポート

初診日が20年前でしたので、発病当時のことを思い出して頂くところから始まりました。

病院にも診療録が残っていない可能性がありましたので、当時の健康診断の記録、病院の診察券、領収証等が残っていないかどうかお伺いしたところ、全て廃棄してしまい、何も証明するものはありませんでした。

病院に確認したところ、コンピュータ上の記録もなく、半ば諦めていたのですが、倉庫にカルテが残っているかもしれないとのことで、捜して頂いた結果、当時のカルテが見つかり、無事に初診日の証明書を書いて頂く事ができました。

その後は、病歴・就労状況等申立書を記載するために、20年間のことを思い出して頂きながら、何度もヒアリングを重ね、何とか申請することができました。

 

結果

無事、障害厚生年金2級の受給が認められました。

現在は仕事を辞めていらっしゃいますが、これで安心して静養できると喜んでいらっしゃいました。

 

今回のケースのように、糖尿病を発症してから申請までの期間が長いと、カルテの保存年限が過ぎてしまい初診日の証明ができない、経緯が長すぎてまとめ方がわからないという場合もあるかと思います。

そのような場合はであっても、諦めずに専門家にご相談頂き、アドバイスを求めてください。

人工透析の最新記事

慢性腎不全の最新記事

腎疾患・代謝疾患の最新記事

障害年金の受給事例の最新記事