自閉症スペクトラム障害・注意欠陥多動性障害で障害厚生年金3級に認定されたケース

相談者:女性(20代)、無職

傷病名: 自閉症スペクトラム障害・注意欠陥多動性障害

決定した年金種類と等級:障害厚生年金3

年金額:約58万円

相談時の相談者様の状況

ご依頼者様からメールで相談を受けました。

初診日からもうすぐ1年半になるので、主治医の先生に障害年金の請求を勧められたとの事でした。

一度、年金事務所に相談に行ったものの、自分一人請求するのは無理だと思い、当センターに相談となりました。

ご依頼者様は、高校卒業後、仕事に就いても事務仕事が苦手なため、ミスも多く上司に怒られてばかりでした。周囲との人間関係も上手くいかなくなり、1年と続かすに転職を繰り返していました。

ある時、ネットで自分の症状を調べていたところ、発達障害の症状が当てはまっていたので、初めて自分が病気であることに気づき、精神科を受診しました。

検査の結果、「自閉症スペクトラム障害・注意欠陥多動性障害」と」診断され、今まで、人間関係が上手くいかなく周囲と喧嘩ばかりしていたり、ミスが多かったのは病気のせいだとわかりホッとされたそうです。

相談時は、仕事を続けている限りはストレスが溜り、症状が改善しないので、ご自宅で静養されていらっしゃる状況でした。

相談から請求までのサポート

面談は、大宮の事務所でお母様と一緒に行いました。

発達障害は、病歴・就労状況等申立書を出生から現在まで記載する必要があります。                        幼少期の状況は、ご本人では分かりませんのでお母様に協力して頂きながらヒアリングいたしました。

また、状況を伺っていると幼少期からケガが絶えず、人間関係も上手くいかないことが多いようでした。得意な教科と苦手な教科がはっきりとしていたため、学校生活ではかなり苦労したようでした。

現在の日常生活状況を伺ったところ、かなりお母様の援助を受けて生活している事もわかりました。

病歴・就労状況等申立書には、出生から現在までの状況と日常生活状況の不自由な点をしっかりと申立て、請求しました。

結果

無事、障害厚生年金3級の受給が認められました。

今後は、障害者枠での就労も視野に入れ、少しでも自立した生活を送れるよう頑張りたいと話してくださいました。

発達障害・知的障害の最新記事

精神疾患の最新記事

障害年金の受給事例の最新記事