多発性脳梗塞、高次脳機能障害で障害厚生年金2級が認められたケース

相談者:男性(50代)、無職

傷病名:多発性脳梗塞、高次脳機能障害

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

年金額:約120万円

 

相談時の相談者様の状況

さいたま市で毎月行っている無料相談会に参加したいとお母様からお電話で御連絡がありました。

無料相談会には、ご依頼者様とお母様がいらっしゃいました。
お話を伺っていると7年近く家に引き籠ったままで、病院も受診せず、日常生活全般を同居している
お母様が面倒を見ていらっしゃいました。お母様や親戚の方が病院に行くように進めてもなかなか
受診には至らなかったようでした。

障害年金を申請するためにも、先ずは、病院に行って頂く事をアドバイスし、初診日の証明書を取る
準備を早急に進める事にしました。

相談から請求までのサポート

初診の病院に確認したところ、カルテの保存年限である5年を経過していたので、
初診日の証明書を御記載頂く事は出来ませんでした

他に当時病院に掛かっていた事を証明する資料はないかと探してもらいましたが、
引っ越した際に全て処分してしまったとのことで、何も出て来ませんでしたが、
当時の健保組合に連絡し、診療報酬明細書を開示請求することで何とか初診日を
証明することが出来ました

ご依頼者様も周囲の方達に説得され、病院を受診して頂く事ができ、申請の準備が整いました。

その後、何回か面談させて頂き、お母様から日常生活の不自由さを中心にヒアリングしました。

主治医の先生に診断書を依頼する際は、日常生活状況をまとめたものを資料としてお渡しし、
実態に即した診断書を作成していただく事ができました。

結果

無事、障害厚生年金2級の受給が認められました。

ご高齢のお母様も将来の事をとても心配していらっしゃいましたが、
これで安心したととても喜んで頂く事が出来ました。

病院を受診して頂くところからのスタートでしたので、申請までに時間が掛かりましたが、
無事に受給することが出来て本当に良かったです。

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