間もなく「ストレスチェック」制度が開始されます。
こんにちは、社会保険労務士の伊藤です。
間もなく「ストレスチェック」制度が開始されます。
仕事上のストレスで、うつ病などの「心の病」となる人が増えています。
過労や仕事のストレスで、うつ病などの「心の病」となり、労災と認定された人は、2014年度、全国で497人にのぼっていて過去最多となっており、企業にとってはメンタルヘルス対策が待ったなしの状況にあります。
「労働安全衛生法」という法律が改正され、労働者50人以上いる事業所では、2015年12月から、毎年1回、ストレスに関する質問票(選択回答)に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査=「ストレスチェック」を全ての労働者に対して実施することが義務付けられました。
チェック内容は、厚生労働省が推奨する57の項目を参考に企業側が作成します。
労働者が自分のストレスの状態を知ることで、ストレスをためすぎないように対処したり、 ストレスが高い状態の場合は医師の面接を受けて助言をもらったり、会社側に仕事の軽減などの措置を実施してもらったり、職場の改善につなげたりすることで、「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止するための仕組みとなっています。
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